日本語と英語、2つの異なる言語を話すとき、注意することがあります。

日本語で話すときと同じように、英語で話そうとすると無理が生じてきます。

以前、こんなツイートをしました。

まず、言語として日本語と英語は大きな違いがあります。

日本語はハイコンテクスト文化(高文脈文化)、英語はローコンテクスト文化(低文脈文化)と言ったのは、アメリカの文化人類学者であるエドワード.T.ホール氏。

ここでいうコンテクスト(context)は日本語では、「文脈」、「前後関係」、「状況」と訳せますが、簡単に説明すると「場の空気」のことです。

日本語で「空気を読む」や「忖度(そんたく)」という言葉があります。

これはコミュニケーションをとる上で、相手が望むことや望まないこと、相手が言いたいことや言いたくないこと、そして自分が何をしたらいいのかを言葉で伝えなくても判断ができるという意味ですね。

2つの違いは何かというと・・・

ハイコンテクスト文化・・・共有性が高く、細かく伝えなくてもお互いの意図が通じやすい文化。

ローコンテクスト文化・・・言語の伝達がコミュニケーションにおいて重要な手段である文化

簡単にいうならば、日本語のようなハイコンテクスト文化は空気依存、ローコンテクストは言語依存なのです。

日本語と英語の話し方の違いとは?

この2つの異なるコンテクスト文化をふまえて、それぞれの話し方を比較してみましょう。

日本語の話し方でのポイントは共有、忖度、協調、関節的、単純表現、言葉少なめ、奥深さ、です。

一方、英語での話し方のポイントは、具体的、説明、直接的、言葉多め、わかりやすさ、です。

全くもって正反対ですよね。

これだけ違う言語であれば、コミュニケーショの取り方、つまり話し方に違いがあるのも当然といえますね。

もう一度、ツイートした文章を見てみましょう。

日本語
👩‍🦰「あの洋服いいよねー?」
👧「わかるー、かわいいよねー」

英語
💆‍♂️Do you like Sushi?
🧔Yes absolutely! I lived in Japan for a while and my friends would often take me to a sushi restaurant and I’ve come to love it! My …

日本語の会話では、それほど細かいことを説明しなくても、お互いが共感しあってコミュニケーションが取れています。

対して、英語では、なぜ寿司が好きなのか?を個人の意見としてきちんと説明しないと相手に伝わらないのです。

この違いは大きいです。

ですから、日本語の話し方のまま、英語で話そうとしても、自分の言いたいことがうまく伝わらず、結果コミュニケーションが取りづらくなってしまうのです。

この違いがわかると、英語の話し方が変わってきます。

ズバリ言うと、英語は「説明する言語」です。

重要なのでもう一度いいます。

英語は説明する言語

ネイティブスピーカーの話しを聞いているとよくわかりますが、彼らは本当によく話します。

こっちが相槌を入れる隙間もないほど、話し続ける人も多いです。

これは、それだけ話をしないと、相手に伝わらないと自覚しているからに他なりません。

とにかく、英語では相手に情報を「具体的」に提供する必要があります。

たとえば、「What did you do yesterday?(昨日何してたの?)」と聞かれたら、昨日具体的に何をしたのか?どう思ったのか?のかを話さないと相手に伝わらないのです。

もちろん、単にIt was good!と答えるだけでも間違ってはないですが、相手ともっとコミュニケーションを取りたいなら、もっと具体的に話しましょう。

相手はもっと具体的に「何をして、どんなことが起きて、どう感じたか?」を聞きたいのですから。

It was good, but busy day for me.
I went to a shopping centre near my place to pick up some stuff to cook for me and wife.
Yeah, normally, my wife cooks for my family but she felt sick and didn’t want to do chores includes cooking, cleaning out rooms, laundry thing and stuff like that.
So I did all the stuff on my own. that’s I got tired.

こんな感じで、とくに難しいことを話す必要はありません。

簡単な言葉でツラツラと昨日あったこと、自分が感じたことを相手に話せばいいのです。

話すときのポイントは、具体性。

誰が(Who)、いつ(When)、何を(What)、どこで(Where)、どんな風に(How)した。

いわゆる、5W1Hを軸にして具体的に話をすることを意識しましょう。

こういう話し方は日本語であまりしたことがない人も多いかもしれません。

ですので、普段から独り言でもいいので、今日あったこと、昨日あったこと、などを題材にして練習してみましょう。

普段から練習していると、いざ本番になったときに、戸惑わなくてすみます。

ぜひ、やってみてください!

ちなみに、一旦自分が話し終わったら、今度は相手が何か反応してくれます、つまり今度は相手が話す番です。

英語は、自分が話す→相手が話す→自分が話す→相手が話す、の繰り返しです。

繰り返しは1回で終わることもあれば、続くこともあります。

英語の会話は、日本語の会話よりも、自分の番、相手の番、がハッキリしている印象が強いですね。

ですから、相手が話しているときは、余分な相槌や口を挟むことは避けたほうが無難ですね。

あとがき

日本語は共感し合う言語、英語は説明する言語、この区別がしっかりできてくると英語の話し方が変わります。

英語は「事実(起こったこと)」をそのまま説明すればOKです。

あとは自分の感想を付け加えるだけ。

もちろん、もっと高度な会話の仕方もありますが、一般的な日常会話ならこの方法で全ていけます。

そのために必要なことは、普段から、起こったことを独り言で話す練習をすることです。